三種類

民宿

障子、ふすま、畳の中でも、ここでは特に畳に着目していきます。
前のページでは、定期的にやるべき畳の張替えの目安は2年から10年であるということが明らかにされました。
このような「開き」があるのは、畳の置かれた環境が1枚1枚、違っているからだという話もありました。

それも踏まえてここで書いていくと、畳には、実は「三種類の張替え」があることがわかってきます。
「裏返し」と「表替え」、そして「畳替え」の三つです。この三つの張替えについて見ていくには、畳というのがそもそも、畳床という名の土台にゴザを縫いつけたものであるという基本を押さえておかなければなりません。
最初の裏返しというのは、陽を浴びた畳がだいたい2年目に迎えるもので、畳床からゴザを外して、裏返すものです。裏になっていた部分はまだ新しいので、表にして使うことが出来るというわけです。
表替えというのは、そうやって使ってきた裏側の面が劣化してきた頃に行うもので、畳床だけを残してゴザを新しいものに取り替えます。
そして、最後に行われるのが畳替え。言葉通り、畳床ごと新しいものと取り替えるというものです。

もちろん、無理にこの通りにする必要はありません。
裏面をチマチマ使うよりは、思いきってゴザを取り替えたいという場合は、いきなり「表替え」を行っても大丈夫なのです。

強化する張替え

障子

和室を構成する、温かみのある障子やふすま、畳。
その張替えの中でも、最近の障子の張替えは、「強化する張替え」という傾向が見られるものになっています。
なぜなら、障子というのが破れやすい紙によって出来ているからなのです。子どもが走り回る。ペットが歩く。大きな物を運んでいて引っ掛ける。さまざまな理由で、これまでの歴史上、何万枚もの障子紙が破れてきました。
「もう少し紙が強ければ破れなかったのに」という種類の事件も数多くあったのに違いありません。

そんな中、最近では障子紙に「強化紙」が使われたり、「プラスチック」が使われたりしています。

気軽に張替え

鳥居

障子の張替えなら、それほど大掛かりなものにはなりません。もちろん、完璧にピンと張った障子を作るのはそれなりに難しいものではあります。
しかし、何しろ紙を張り替えるだけですから、パッと見、それほど大きなことが行われているとはわからないわけです。
それに対して、畳やふすまの張替えはいかにも大きな作業が必要になる感じがあります。
特に、ふすまと言えば良い感じの絵が書いてあったりして、工費も高いのではないかと思われがちです。

実際、ふすまの張替えというのはそれなりに技術が必要で、障子紙の張替えよりもピンと張ったふすまを作るのは難しい物なのです。
ですから、張替えをしたい際にはぜひとも専門の業者さんに依頼してもらいたいわけですが、最近ではかなりお安く引き受けてくれるところもあります。
ふすまの種類が豊富なので、費用を抑えたい人、高級感を出したい人、それぞれのふすまの張替えが選べるのです。